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Day16  

8:00起床。

前日ほとんど何もやってないのによく寝れるもんである。

 

食堂で昨日の日本人の女の子と遭遇。朝飯をご一緒させて頂く。

同じようにユーレイルパスでヨーロッパを旅しているとのこと。大学生は暇だね。

色々話を聞いてみると、やはり女の子の一人旅は苦労が絶えないらしい。お金もないしね。

自分の娘には絶対させるものかと心に誓う。

HPの宣伝をしておいたけどアクセスしてくれたかしら。

 

そんなこんなでのんびりしてたら、いつの間にやら相方とお別れの時間。

せわしなく出て行く相方の後ろ姿を見ながら、これから始まる一人旅に一抹の不安を覚える。

5日後にバルセロナか・・ちゃんと合流できる気がしない。

と、早速ベッドの上に放置されているトーマスクック(時刻表)を発見!

これは相方が持っていく筈だったんじゃ・・ちゃんと移動できるのか?

解散5分で発覚したハプニングに少々うろたえつつも、
一人元気にアムステルダムの街へと繰り出す。

 

まずやるべきは、昨日ケバブを奢ってくれたオバサンの家を探すこと。

手掛かりはメモして渡してくれた住所のみ。

店の近くだって言ってたので、宿周辺を1時間ほど歩いてみたが、一向に見つかる気配がない。

道行く人に聞いてみると、何やらこの住所だと町の極東になるらしい。近所ちゃうやん!

(因みにアムステルダム市民はみんな自転車で移動してるので
 人を捕まえるだけでも一苦労である)

潔く諦め、ケバブの店に行ってオーストリアで買ったモーツァルトチョコを預かっておいてもらう。

『昨日イラン人のオバサンにご飯奢ってもらった御礼なんで、次来たときに渡しておいてね。
 よろしく!』

ちゃんと伝わったかどうかは分からない。。

 

ここから観光開始。

昨日はアンネの家にしか行ってないってことで、街のほとんどが未開拓状態。

とりあえず王宮と新教会があるダム広場へと向かう。

ダム広場は駅を背になんとなくまっすぐ行くと辿り着いてしまうので、非常に分かりやすい。


【王宮。あんま人はいない。】


ダム広場の裏に伸びるカルファー通りは、アムスの若者が集うオシャレストリート。

日本で言えば竹下通り、ウィーンのケルトナー通りにも雰囲気は似ている。

ふら〜っと歩いていると、良い感じの駄菓子屋が。

100グラムで○○円!みたいにお菓子の取り放題もできるようだ。

ここでドロステのチョコレートを購入!

王室御用達だそうで、ちっちゃいし、安いし、お土産の数合わせには最高だ。(←最低)

(のちに、日本でも普通に売っていることを知る)


【チョコとカルファー通り】

カルファー通りを抜け、地球の歩き方に載ってたレンブラントの家に行ってみる。

この旅の『〜の家』シリーズの中で、恐らく最も印象に残らなかったスポットである。

別に期待外れだったのではなく、
レンブラントが誰なのか知らなかったのが、唯一にして最大の理由。

ちゃんと勉強してないと何かと損だわ。看板の顔と同じような表情で眺めてたような気がする。



【代表作は『夜警』】

ここから駅の方向にまっすぐ歩くと、計量所、続いて旧教会へと行き着く。

地図を見ると、旧教会周辺に『飾り窓』の文字が。飾り窓??

何のことやらと思っていると、窓に張り付き外の様子を伺う半裸の女性の姿がチラホラ。
なるほど。にしても年配の、しかも残念な体型になった方の割合が非常に多かった気がする。
(こんなんじゃ金貰っても入らんわ。夜になるとレベルが上がるのかしら。)
なんてあれこれ考えつつ、素通りする。
このような飾り窓地区はヨーロッパの都市では決して珍しくなく、夜はやはり治安が良くないらしい。
宿を選ぶときは気をつけた方が良いかも。


アムステルダム、制覇。

3時間しか見てないけど、自分の中で納得出来ちゃったので、荷物を持ってさっさと駅へ。

アムステルダム〜ブリュッセル間は30分間隔で電車が出ているから、無計画でも何ら問題はない。
ただ予約が必要な電車とそうでない電車が交互に出ているので、鉄道パス使用者は注意が必要。

ここで、『R』の文字を冷静に見極め、列車を一本見送った自分に軽くウットリ。

事前に時刻表で確認するのを忘れてただけの話だけど。。

せっかく相方が置いていったのだから活用しなければ。

3時間後、ブリュッセル到着!

滞在時間は3時間半なので、移動時間中に入念に作戦を立てる。

まずは中央駅でちゃんと下車。よく出来ました!(北駅や南駅で降りると大変)

そして『世界で最も美しい広場(byヴィクトル・ユゴー)』と形容されるグラン・プラスへ。

行こうと思ったけど、出口がややこしくて迷いに迷う。

人の流れに任せて適当に歩いてると、ずいぶんと開けた場所へ。

おおおおおお!

【昼のグラン・プラス】


これは凄い!

王の家・ブラバン公の館・市庁舎に囲まれた広場は、非常にバランスが良い。

あとから振り返っても、この広場が一番良かった気がする。ユゴーの感性とシンクロできて光栄だ。
夜はもっとキレイなんだろうなーなんて思いつつ、義務感に駆られて小便小僧のもとへ。

シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫と共に『世界3大ガッカリ』に名を連ねる、

ブリュッセルの最長老市民にしてイチバンの問題児である。

看板に従い、グラン・プラスから出る通りをまっすぐ行くと、人だかりが。

(いたっ!あれか・・)

【これが現実】

苦笑しながら取りあえず写真だけは撮っている観光客たち。

みんな、同じ気持ちだろう。

とはいえ小便小僧に非は無いわけで、市民に愛されている人気者であることは間違いない。

小物やクッキー、チョコレートにもなっていて、正真正銘、街のシンボルである。

城を爆破しようとした敵軍の導火線を、小便で消した王子様の姿を称えて作ったそうで、

このエピソードが一日でも早く全国区になることを祈るばかりである。

気を取り直して、300年もかけて作られたサン・ミシェル大聖堂へ。

ここまでくると教会にはさすがに飽き飽きしていたが、そのデカさにビックリ。

ベンチに座ってボーっと眺めていると、いつの間にか30分経過。。

旅も折り返し地点。疲労の色は隠せない。



ブリュッセルといえばEU!ってことで、ここから1.5キロ離れたEU本部に行くことを決意。

バクッパックを背負ったまま、当然徒歩で。

今回の旅は、こうしてあらゆる交通手段を否定したことで、膨大な時間と体力を空費した気がする。
高々数ユーロ。スマートに地下鉄で行くのが懸命な判断であろう。


【EU理事会。かっけー。】

ようやく辿り着いたEU委員会本部とEU理事会。

やれやれ、引き返そうかと思った矢先、遥か先に立派な凱旋門が見えるではないか。

(やめろっ!やめといた方がいいっ!!)

と思った時にはもう足が動いてました。理性の惨敗。フラフラになりながら突き進む。


【パリの凱旋門にも負けないデカさ】

またベンチで休憩。間違いなく疲れている。

日もだいぶ落ちてきたので、再びグラン・プラスへ。

気が付けば3キロも歩いていたが、懲りずに徒歩で戻る。正直、頭が悪い。

 

腹もだいぶ減ってたので、お決まりのベルギーワッフルを買って広場へと向かう。

生クリームとかイチゴとか載ってるやつが美味しそうだったけど、10ユーロ近いお値段。

ここは大人しくノーマルワッフルで。

夜のグラン・プラスはやはり素晴らしかった。

【最強コンビ】

ワッフルをゆっくり食いながら世界一の広場を眺める。最高のひと時だ。

カメラマン風のおじさんと一緒に写真を撮りまくった。

さて、首都に半日すら費やさないってのも随分失礼な話ではあるが、ブリュッセルとももうお別れ。
目指すはロンドンである。

ユーロスターはちと高いので、往路は夜行バス(37ユーロ、Euro Lines)を利用。

一週間程前に予約しておくと5割引きくらいになって非常に安い。

バスが出るのは北駅なので、また2キロ程歩く。

(疲れた方がバスでよく寝れるもんねー)とか考えていた気がする。もう救いようがない。


【このビルが見えたらもうすぐ北駅だ!】

珍しく道に迷わず、出発1時間前にバスの待合室を見つける。

(やった〜!あとはバスに乗り込んで寝るだけだ!)

この甘い考えは、この先脆くも崩れ去ることとなる。


Day15
Day17(RINTARO編)