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Day19 〜すべての人を魅了する麗しき街 

ようやくドイツを離れ、2年ぶりのパリへ。
すべての人を魅了する街と言われるが、どうも気分に乗らない・・・。
それでもマドリッド行きの列車出発間際に素晴らしい出会いが。

時間はまだ早朝の5時。
うぅ・・・、眠い。
前日、意外と遅くまで起きてた影響かな。
でも、列車に遅れると全ての日程がずれてしまう。
頑張ろう!!

後輩は、まだまだ夢の中。
起こさないように、そっと準備を済ます。
そして、05:30に寮を出る。
外はまだまだ真っ暗だ。

寮から駅までの道はまっすぐのはず。
大通りなのに、まだまだ人通りはおろか車の通りも少ない。
意外と遠いなぁ。
暗い分、余計遠く感じる。

30分ほど歩いて、ようやく見覚えのあるバス停に。
確か、ここで何度か乗車したことがあるはず!
ということは、もうすぐ駅か。
けれども、少し歩いたとこで、なんか道が違う気がする。
あれれ?迷った?
と、ボン大学を発見!!
おお、正門まで行ければわかるはず。
と思ってたけど、正門の場所がよくわからない。
いやいや、違う違う。
元来た道を戻る。

この後も、多少迷いながらもなんとか駅に到着。
危ない、危ない。
早めに寮を出ておいて良かった〜。

予定通り、06:25ケルン行きの列車に乗る。
2日強お世話になったボンともお別れ。良い街だった。

ケルンには06:45に到着。
薄暗い空の下に、大聖堂が見える。
この大聖堂は、朝・昼・夜の姿を見たなぁ。

ケルンからパリはタリスで移動する。
タリスは国際高速列車の1つで、最高時速は300kmを超える。
ただ、内装は・・・、ICEの方が全然綺麗だな。
にしても、はえぇな。

ブリュッセルを経由して、パリには11時過ぎに到着。
久しぶりのパリだ。
パリは、大学2年のクリスマスに一度来ている。
ある程度知っている街なので、なんだか落ち着く。
本当だったら、あんまり寄りたくない街だったけれど・・・、
日程の都合上、少しパリで過ごす時間ができてしまった。
なんとも贅沢な悩みだ。

到着列車の電光掲示板を見ると、ロンドンからの到着もここ北駅到着のようだ。
相方も今日、フランスに着く予定らしいから、もしかしたら数分で到着するかもしれない。
次の到着時間が11:45だから・・・、30分後か〜。
あ、でもよく考えたら2時間前にメールを受信したから、そんな早く着くことはないか。
早くても12:45に到着だと判断した時点で、街に繰り出すことに。

とりあえず、バックパックを置きたかったので、オステルリッツ駅に行くことに。
マドリッド行きの夜行列車はこの駅から出るから、ここのロッカーに入れておくのが良いだろう。
オステルリッツまでは、少し距離があるので、メトロを使うことに。
あら?メトロの自動券売機が変わってる。
それに、切符もなんか前来たときは違うなぁ。さらに、値上げしているなぁ。
いろいろ変わっていることに感動しながら乗車。オステルリッツへ。

オステルリッツ駅に着くとまっすぐロッカーへ。
ここのロッカーに預けるには、まずX線検査を通らなくていけないようだ。

荷物を預けると、とりあえず街をぶらぶらしてみることに。
駅から一番近い見所は、ノートルダム大聖堂。
セーヌ川沿いをまっすぐ歩けば着く。

ノートルダム大聖堂は、フランス中世建築の代表作。
ノートルダムは「われらの貴婦人」という意味で、聖母マリアに捧げられたものらしい。
387段の階段を上れば、パリの街を一望できるのだが、前に来たときに上ったので今回はパス。
近くから写真を撮るだけでノートルダムを後に。

セーヌ川をまたいで反対側の道を進んで、見えてくるのがルーヴル美術館。
あまりに有名なこの美術館には「モナ・リザ」をはじめ有名な作品が多数納められている。
ここもまた、前回に来たときに一通り見たので、今回はパス。

ルーヴルの次は、ロワイヤル橋を渡り、再びセーヌ川の反対側へ。
そこにあるのがオルセー美術館。
オルセー美術館は旧オルセー駅を利用したもの。
中にはモネ・ゴッホ・ルノワールなどの作品が納められている。
オルセー美術館は入ったことがなかったので入ってみる。
中は思っていたよりも広い。さすがパリを代表する美術館だ。
パリに入ってからは、日本人をよく見る。
日本人はパリが好きなんだろうと思った。
一通り見てまわった、そろそろ帰ろうかなと思って下に下りるといつの間にか美術館の外。
・・・、まあいっか。

そのあと、コンコルド橋を渡り、コンコルド広場へ。
2年前に来たときには、ここに観覧車があったんだけどなぁ。
もうなくなっている。

コンコルド広場から伸びる大通りが、かの有名なシャンゼリゼ大通。
前に来たときは気付かなかったけど、シャンゼリゼ通りのコンコルド広場よりは何もない道。
高級ブランド店が並ぶのは凱旋門よりの方だ。
それにしても、凱旋門まで、けっこう距離があるなぁ。
と思いつつ、急いでるわけでもないので、途中にあるベンチに座ってのんびりしてみる。

ようやくついた凱旋門も、とくに上るわけでもなく、とりあえず写真撮影だけ。
うん、ここも前と変わらない。

次に向かったのは、パリのシンボル、エッフェル塔。
昔は様々な人に批判されていたエッフェル塔も、今では市民に定着してきているらしい。
個人的には、東京タワーの方が綺麗だと思うけど。。
ここもまた、特に上からの景色には興味はない。
けど、ひとつだけ目的が。
シャイヨー宮からの景色を見たことがなかったので、そこからエッフェル塔を見ることに。
シャイヨー宮には、たくさんの人がいて、みんなエッフェル塔を撮っている。
パフォーマーな方々も多くて、盛り上がっている。
夜は点灯もするエッフェル塔だけど、今回は見る機会がなさそうだな。

エッフェル塔まで見れば、あとは特にやることもない。
本当だったら、パリで一番好きなサクレ・クール聖堂まで行ってみたかったけど、
そこまで行かなくていいかって気になって中止。
ひたすらセーヌ川沿いを歩いて、再びオステルリッツ駅を目指すことに。

歩く、歩く。ひたすら歩く。
遠いな〜。
それにしても、この日は暑かった。
喉が渇いて、途中コーラを買って飲む。幸せだ・・・。
元気も出てきたところで、再びひたすら歩く。

17:30に、ようやく駅の近くに到着。
ここで、少しベンチに座って物思いにふける。
気付いたら、一時間以上も考えごとをしていた。。。

少し早いけれど、荷物を取りに行ってホームへ。
まだ、今日乗る予定の列車到着ホームが出ていなかったので、そのへんに座りこむ。
と、隣りに座っているのは日本人かな?
何やら、メモのようなものを見ている。

「日本人の方ですか?」
普段なら、なるべく日本人と話すのを避けるところだけど、ヒマなので声をかけてみた。
すると、案の定日本人で、なんと同じ列車でマドリッドに向かうと言う。
名前はタケル。
彼は、ヨーロッパをサッカー観戦しながら周遊しているようだ。
スペインでも当然、レアル・マドリッド、バルセロナの試合を観戦するらしい。
実は、自分もサッカーが好きで見れるものなら見たかったよ、と話すと、
バルセロナの試合が、ちょうど自分の滞在する日にやる予定だと教えてくれた。
あれ?友達の話だと、バルセロナの試合は日曜日だと思ってたけど・・・。
どうやら、日にちがずれて土曜日になったようだ。
ラッキー!!当日券も販売するみたいだから、もしかしたら見れるかも!!!
俄然、テンションが上がってきた。

話をしている間に盛り上がり、マドリッドに着いたら一緒にフラメンコを見ることに。
旅は道連れということで、マドリッドはタケルと一緒に行動することになった。
スペインは楽しくなりそうだ。

列車が到着したので、乗り込むとタケルとは隣りの車両同士だった。
本当はベッドが空いていたら、同じ部屋にしようっていってたけど残念ながらそれは無理だった。
それにしても何か様子がおかしい。
自分以外の、フランス人夫婦とスペインの男と車掌が何やらもめている。
なんだか騒がしいなぁ。
たまに、こっちをチラチラ見ながら指差してくる。
おれが何かしたか??

しばらく経つと、スペインの男が部屋を出ていく。
・・・、なんで??
それに、22時を過ぎても簡易ベットを作ってくれない。

だんだん何が起きているか把握できてきたのだが、
どうやら、フランス人夫婦は夫がこの列車のチケットを2枚まとめて買ったらしい。
けれども、寝台列車は男女が同じ部屋になってはいけないらしいのだ。
それは夫婦であっても例外ではなく、別々の部屋でなければいけないと車掌は主張している。
つまり、奥さんが出て行かないとベットは作れないというのだ。
勘弁してくれよ〜。
早く、横になりたい・・・。

「ぼくは、奥さんがいても構いませんよ」
と車掌に言ってみるが、やはりダメだと言う。
しばらくして、ようやく奥さんが文句を言いながらも出ていく。
夫はこっちに申し訳なさそうに謝ってくるが、ようやくこれで寝れる。
簡易ベットでも列車の揺れが気持ち良い。
今日も疲れた〜。
明日から、ついにスペインだ!


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