| 6:00、目が覚める。
列車のガタゴトという音が心地よい。
車窓からは海岸線が見える。地中海だ!
どうやらマルセイユは通り過ぎてしまった模様。めっちゃ寝たな・・
この辺の地域はコートダジュールと呼ばれていて、ヨーロッパ随一の観光地だ。
海岸線の丘には白で統一された別荘が並んでいて、
トンネルを抜けるたびに同じような風景が現れる。
うーん、絵葉書みたいだ。夜行列車の朝にしてはスッキリした気分。
客がどんどん減っていって、最後にはおばあちゃんと二人きり。
あんまり英語が出来ない人だったが、お互いの食料を交換したりして和やかな雰囲気。
お孫さんに会いに行くらしい。夜行を使うなんて体力あるなー。
ヨーロッパを旅していると伝えると、
『若くて羨ましいわね。』
みたいなことを言っている。
頑張ります!
8:00にニースに到着。着いた瞬間、
『あ、暑っ!!!!』
まだ朝だぞ??イタリアより全然暑い気がする。
パーカーを脱ぎ捨て、旅序盤の格好に逆戻り。街の人たちも半そで短パンだ。
【ニース駅。意外と小さい?】
滞在時間は2時間弱。やることも限られている。
景色キレイだろ〜な〜ってことで、
バックパックを持ったまま海岸沿いの城跡に向かうことに。
高台にあるので、ニース市街と海岸線を見渡せそうだ。
行くっきゃない!
駅から伸びているメインストリートを海岸に向かって歩いていると、
向かいから若者の一団が。
男女7〜8人のグループでかなり酔っ払っている。
大きな荷物を背負ってカメラを首から提げている日本人は、彼らの格好の餌食だ。
瞬く間に取り囲まれ、女子2人が
『(おいチャイニーズ!金だ、金を出せ!)』
みたいなことを言いながらド突いてくる。かなり厄介だ。
『ノーマネー、ノータイム!』
と正直に伝え、応戦。
朝っぱらから観光客が絡まれているのに、意外と助けてくれない通行人たち。。
と、そこへようやく援軍が。
掃除のオジサンが頭の上でホウキを振り回しながらこっちに駆け寄ってくる。
『(コラ〜!!悪いことすんな〜!!)』
緊迫した状況だったが、マンガのような光景に思わず吹き出す。
助けてくれているのに大変申し訳ない。
こんなんで大丈夫か??と思ったものの、振り返ると一目散に逃げ出す若者たちの姿が。
なんで??単純だなー。まるで4コマだ。
【絡まれる1分前。まだのん気。】
取り敢えず、おじさんの活躍で危機を脱することが出来た。
『(大丈夫か?気をつけろよ。)』って感じに、心配そうにこっちを見てくる。
南仏でもマルセイユは治安が悪いと聞いていたが、ニースでこんな目に遭うとは。
しかも朝っぱらの大通り。一人旅には常に危険が付きまとう。
歩くこと30分。
かなり汗ばんできた。無論、さっきの嫌な汗も混ざっている。
路地の坂道を抜け、階段を上ると、そこが城壁の展望台だ!
【期待を裏切らない】
想像通りの眺めに感動。さっきの事件が嘘のよう。
(ニースはこれで十分だわー。一泊する必要はないな。。)
汗が引くのを待って、出発。
ニースでやること、おしまい!
折角なので行きとは違う道で駅まで歩く。海岸線は風が通って気持ちがいい。
ジョギングする男性、カフェでまったりするご婦人。
これぞニースだ!
 
 
いやーキレイな街だった。
2時間じゃちょっと足りないけど、乗り継ぎでこれだけ見れたんだから十分かな。
10:04分ニース発。
ここからミラノまで5時間。もはや長いともなんとも思わない。
モナコを過ぎて、ジェノバ辺りまでは海岸沿いで眺めも素晴らしかったが、
そこから内陸に入ると一気に単調に。
ウトウトして、気が付いたらもうミラノ。2週間ぶりのイタリアだ!
到着してすぐ、相方が予約してくれたユースへ向かう。
郊外にあるが、宿に荷物を降ろしてからでも観光は出来るはずだ。
電車のワンデーパスを買うべく改札へ。
すると、エスカレーターのあたりでアジア系の女性に話かけられる。
『(これ、使わないので貰って頂けませんか??)』
見ると、買おうと思っていたワンデーパス。
ラッキー、ツイてるなー。ってか、この光景どっかで見たような・・
パリで日本人に渡したカルネ。
ミラノでアジア人から貰ったワンデーパス。
『情けは人のためならず』とはよく言ったものだ。
とはいえ、丸一日でまた巡り巡って帰ってきたんだから驚きだ。
なんだかいい気分で宿に到着。
オステッロ・ピエロ・ロッタ。ユースのわりに、でかくてキレイだ。
16:00、時間もないのでチェックインしてすぐ出発。
ミラノといえばドォーモ。
相当スゴイらしいという情報だけは手に入れていたので、百聞は一見にしかず。
早速行ってみる。
最寄り駅で降りると、ドォーモの裏側に。
(正面から拝むか〜)
と思ったものの、時計を見ると既に16:45。
ドォーモの上に昇ることが出来るのは17:30までだったので、先に昇ってみることに。
グリニッジでの教訓がここで活かされた(気がする)。
 
階段で昇ると2ユーロ安くなるので、迷わず階段で。
展望用に造られたわけではないので、展望はイマイチ。
それでも鉄柵のスキ間から見える景色は素晴らしい。
頂上は意外と広く、歩き回れるようになっているので、いろんな角度から景色を楽しめる。
なんだかんだ、ドォーモに行ったら屋上に行くことをおススメしたい。
階段で昇ったのに帰りはエレベーター。間違えたのかな。。
(さー、正面に回りこむかー。)
と思っていると、傍にすごい人だかりが。
見ると、モデルさんみたいな体型の人が大道芸人と写真を撮っている。
世界のファッションの最先端を行くミラノにあっても、ズバ抜けたスタイルの良さだ。
そりゃ注目を集めるはずわ。
調子に乗った大道芸人が、肩を組んだり腕を腰に回したりと、
完全に仕事を忘れて楽しんでいる。
挙句の果てにホッペにチューみたいなことも始めたもんだから、
周りの男性陣が大ブーイング。
横のおじさんは、
『(オネエサンの顔に白いのが付いちゃったじゃないかー!)』
と大激怒している。
なんかウケる。
実際、一緒に写っている女性はめちゃめちゃキレイでした。日本にはいないわー。
【図に乗る大道芸人】
すっかり忘れそうになっていたが、正面からみたドォーモ。
広場はミラノっ子と観光客とハトで溢れかえっている。
なんだか混沌とした感じだ。。
因みにドォーモはタダで中にも入ることもできる。
【ミラノの象徴】
ドォーモを後にして、スフォルツァ城へ。
なんてことない城だが、城マニアとしては見ておかなければなるまい。
『スフォルツァ家の城だからスフォルツァ城、ダヴィンチも建築に参加した』
たったそれだけの情報で城まで歩き出す。
【立派な城。攻めにくそう。】
城を一周して、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ。
ダテに名前が長いわけではなく、
かの有名なダヴィンチの『最後の晩餐』がここに納められている。
予約しないと見れないらしいが、なんとなく見れるような気がしたので向かってみる。
迷って辿り着いたサンタ・プロージョ教会と勘違いしかけるも、なんとか到着。
どれどれ・・
 
【全然ダメ】
ダヴィンチは是非次の機会に!
ってことで、あれ?ミラノ観光はもう終わり。
実際、博物館にでも入らなければ見るものはこのくらいだ。
お金を持っている人がショッピングを楽しむ街、ってことで恐らく間違いない。
20:00頃宿に戻る。
相方が23:00到着予定だったので、それまで粘る。
寿司でも買おうかと思ったが、スーパーが近くにないので手ぶらで待機。
暇だなー。
ベッドで『容疑者Xの献身』を楽しむも、読み終わっていつの間にやらウトウト・・
誰かが部屋に入ってくる気配で目が覚める。
おー相方っ!!!
一週間ぶりだな!!元気そうで何より。
ってか、人のこと言えないけど服装全然違くね??
【感動の再会の現場。地味。】
0時過ぎていたがテンションも高かったのでラウンジで1時間ほどお喋り。
色んなことがあったそうだ。詳しくは相方の日記で!
明日も朝早い。
旅もいよいよ終盤戦だ!!
|