この日は早朝6時に起床。
ホステルのオーナーによると、カプリ島への一番安いフェリーは07:35出航の便らしい。
実際、前日に確かめてみるとその通りで、10ユーロでカプリ島まで行けるらしい。
その他にも1時間おきくらいに高速船が出航しているが、ハイシーズンは17ユーロくらいする様子。
なるべく安くすませたいので、当然早朝の便で。
前日に下見しておいたおかげで、ホステルからたった15分で港まで着いてしまった。
カプリ島までのフェリーを出している、
Caremarという会社のチケットカウンターで片道切符を購入して、しばし朝日を眺める。
周りを見渡してみると、早朝にもかかわらず結構人がいっぱいいて、みんなカプリ島に行くようだ。
出航時間の15分前くらいにフェリーが港にやってきて、乗船。07:35、時間通りに船は出港した。
【カプリ島に向かうフェリー】
乗客のほとんどはデッキに向かい、自分たちもデッキのベストポジション(自分たち的には)を確保。
船がナポリの街を離れていくにつれて、ナポリの全体像が見えてきた。
【フェリーから見たナポリ】
キレイだな・・・。
前日に歩いたのは、主にナポリ中央駅周辺とドゥオーモ周辺。
フェリーから見ると、それよりもっと西側が本当に綺麗だった。
リゾート地として訪れる人が多いという意味が分かった気がする。
実際、サンタ・ルチアやボッロメオの丘周辺は高級感があるリゾート地らしい。
汚くて、恐ろしい街と思ってたナポリだが、意外と奥が深そうだ。
【船で出会ったワンパク兄弟】
フェリーは1時間半弱で、カプリ島に到着。
さてさて、こっから青の洞窟へ。到着した港から、船が出てるらしいけど・・・。
おお、『Grotta Azzurra(青の洞窟)』の看板!!
本当にあっけなく、青の洞窟行きの船が見つかってしまった。
順調すぎる・・・。
【カプリ島、到着】
マリーナ・グランデ港(ナポリからの船が到着する港)の桟橋からでる船には、
青の洞窟に行って帰ってくるだけのコースの他にも島を一周してくるコースがあるらしい。
島を一周してくるコースは青の洞窟の他にも、白の洞窟が見られるのかしら??
うちらは、青の洞窟往復コースで1人10ユーロ。
どうやら、この船が今日最初の船らしい。
小型の船に乗り込むと、そこには日本のツアー一行様の姿が。
やっぱり青の洞窟は人気スポットなんだな〜。
どうやら、みんなガイドが流れるイヤホンをしてるみたいだけど、あれ、今の流行ですか?
結構、どこの国に行って、どの国のツアー客を見ても装着していた気がする。
小型船が出発すると、後ろからロープに引かれて手漕ぎボートが2隻ついてくる。
あれ、気持ち良さそうだなー。
今日の天気は快晴(イタリアにきてから、ずっと快晴)で、青空の下の海は気持ち良い!
しばらくして、日本人ガイドさん(ツアー一行様の。ガイドを聞かせていただいてしまいました。)の、
「ここが、洞窟の入り口で〜す」
の一言。
【青の洞窟入り口】
狭ッ!!!
入り口というか、ただの穴に見える。
周りには手漕ぎボートがたくさん待機して、客がくるのを待っている。
そのうちの1隻がこっちにやってきて、乗るように指示された。
と、うちら2人の他に日本ツアーのおじ様・おば様も同乗。
さっき払ったお金は、あくまで青の洞窟の入り口までの往復切符。
ここで、さらに手漕ぎボート代と青の洞窟入場料を払わなくてはいけないらしい。
ボート代・入場料合わせて、10ユーロ。
う〜む。百歩譲って、ボート代はわかるけど、入場料って・・。
別にあなた達がここを管理する義務があるわけじゃないでしょ。
あくまで自然にできたものなんだから。と、思ってしまうが、払う他ない。。
手漕ぎボートの兄ちゃんが盛んに、
「ゆっくり回ってやるから、チップくれよ」
なんて言ってるけど、「OK、OK」と適当な返事をしておく。
いよいよ、洞窟の中へ。
こりゃ、波が少しでも高かったら頭ぶつけるな・・。と思いながら、頭を下げる。
ひぇ〜。
と、なんか岩に髪がかすった気がする・・。こえぇな〜。
中に入ると、そこは真っ暗。
でも、ボートの兄ちゃんが「後ろ、見て!」と言う声に振り返ってみると、、、
おおお!!青い!!!!!
【青の洞窟内部】
外の光に照らされて、不思議なくらい海が青く輝いてる。
どうやら、海面が綺麗な青に輝くのは、午前中の傾斜角が良いらしい。ラッキー♪
しばらくすると、兄ちゃん含め、周りのボートを漕ぐ皆が歌い始める。
なんちゃら、かんちゃら〜。
そんな歌より、すげーキレイな洞窟だな〜。
ここは、この旅を通じて最も感動したスポットの1つになった。
ボートは洞窟の中を2周ほどして、出口へ。
再び、ひぇ〜。
外に出ると、入場待ちのたくさんのボートが。
洞窟前まできた船に乗り移ると、兄ちゃんがチップを請求。
ボート代・入場料の他にチップまで取るのかよー。
チップっていってもな〜。小銭が・・・。
と、適当にサイフの中に入ってた小銭(ほとんどが1、2セント)を全部、兄ちゃんに渡してみる。
すると、「こんなはした金いらね〜よ」と言わんばかりに、全部返されてしまった。。。
結局、2人で2ユーロをチップ代として払うと、「チッ!」と言って、兄ちゃんは退散。
チップって慣習は好きじゃないな〜。
そうそう。
この船に移ったとき、なぜか兄ちゃんが相方のサイフを「ほら」と。
なんで、お前が持ってるんだ!!??
不思議だったけど、その時は拾ってくれたと思って「Thank you」と。
あれ、結局お金減ってなかったんだっけ?
船は来たルートを逆に辿って、再び港へ。
ナポリ行きの安いフェリーが14:50出航ということを確認して、カプリ島観光開始。
といっても、カプリ島がどうなっているのか分からないので、とりあえずInformationへ。
そこで地図をもらって広げてみると、どうやらカプリ島にはいくつかの展望スポットがあるらしい。
とりあえず、一番近い展望スポットを目指して、登山?開始!
と、その前に水を買いたかったんだけど、さすが観光地・・・。高いな〜。
それでも近くにスーパーを発見して、購入。スーパー様々だ。
カプリ島の高いところを目指して歩きだしたが、この道が長く険しい・・・。
しかも、この道であってるかもよくわからない。
まあ、みんな同じ方向に向かってるから大丈夫だろう。
と、数十分歩くと、何やら賑やかな場所に。
おお〜!!
賑やかな広場に展望スポットがあり、そこからの景色がすごく綺麗!!
これは登ってきた甲斐があった。
【展望スポットからの景色】
カプリ島にはカプリとアナカプリという2つの小さな町があるらしい。
ナポリからのフェリーが到着したのが、カプリ。
そして、さっき青の洞窟に行くときに見えた断崖絶壁の先にあるのがアナカプリ。
フェリーまでの時間は3時間。
旅の目標は「妥協しない」。
ということで、アナカプリまで歩いていくことに。
(歩いてアナカプリを目指している人は、この日、自分たちを除いて一人も見なかった)
が、歩き始めてすぐに、
「ん?どっちの方向だ??」と。
地図とにらめっこしながら、右往左往してると、そこに地元のおじいちゃんが。
「どこに行きたいんじゃ?(おそらく、こう言ってる)」
「アナカプリに行きたいんですけど」
「それなら・・・なんちゃらかんちゃら。いや、なんちゃらかんちゃら。
ん?ブツブツ」
と、およそ理解不能なことを一人でイタリア語で呟いている。
それでも、なんとか行き方を理解して、おじいちゃんと握手して、元来た道を引き返す。
正しい道が分かると、ひたすら歩き続ける。
ひたすら、ひたすら。
今後も、このひたすら歩き続けるという行為が非常にしばしばなされるのだが、
そのとき、常に2人とも無言で歩き続ける。
時には1時間半、ひたすら歩き続けたということも。
歩くときは無言で歩き続け、素晴らしい景色を見つけるとひたすら興奮する。
そんな旅のサイクルが、とても楽しかった気がする。
アナカプリに行く道中も、断崖絶壁の上からの景色がとても綺麗だった。
海がすごく透き通ってる。
それにしても、歩いてる人はいないな〜。
しばらく歩き続けて、ようやくアナカプリらしき町に到着。
腹減った〜。
ということで、アナカプリの町を一通りみたところで(アナカプリもお土産屋ばかり)、昼食タイム。
一通り見たとき、一番安いと思われたパン屋?のテラスでピッツアを食べる。
イタリアではピッツアにお世話になりそうだ・・。
なんたって2ユーロでお腹いっぱいになれる。しかも、うまい!
昼食を食べ終わったところで、アナカプリにいても特にやることもないのでカプリへ。
帰りはさすがにバスを使った。
バスでカプリ島の港まで戻っても、たった1.4ユーロ。
もちろん、バスに乗って戻るとあっという間だった・・・。
アナカプリ同様、カプリに戻っても、特にやることがないので、バスから見えたビーチへ。
水がすごいキレイだ〜。
それにしてもすごい人の数!!
うちらは、そのへんに置いてあったシートに横になって、しばしまったり。
気持ち良いな〜。
【ビーチ。人がたくさん】
それにしても、申し訳ないが、カプリ島のビーチに来ている人々は太った人が多い・・・。
イタリア人っていう訳じゃないのかな??
カプリ島にバカンスで来てるだけかもしれないし。
おばあさままで、ビキニを着たりして。。日本では考えられん。
皆さん、もっと体型を気にしましょう。
なんて言ってる間に相方は、普通のズボンのまま海へ。
気持ち良さそうだな〜。うとうと
「すみません・・・、ここは・・・」
ふぇ?
目を覚ますと、大柄な男性の姿。
寝ぼけながらも、何を言いたいか聞いてると、どうやらここは有料のビーチらしい。
無料ビーチは5mほど先(ほんと、すぐそこ)だったようだ。
「あらら。すみません」
と言って、撤退。
時間も時間だし、ビーチを後にして、お土産屋をまわることに。
とはいっても、まだ旅の序盤。
ここで荷物を増やすわけにもいかないので、眺めているだけ。
カプリ島定番のお土産はレモンのリキュールみたいなものらしい。
試飲してみると、、、うぇ〜。
まあ、リキュールだから、そのまま飲んでもねぇ。
そうこうするうちに、フェリーに乗る時間。
さよなら、カプリ島。
16:20、フェリーはナポリに到着。
まだまだ、今日は終わらない!と、前日行けなかったところへ。
まずは、ヌオーヴォ城。
ここは、とりあえず外から眺めて、「なるほどね〜」という程度。
次に王宮へ。ここも、「素晴らしい、建物だ」と。
 【城・王宮】
最後に、サンタ・ルチア港と卵城へ。
ここは、今では高級ホテル・レストランが軒を連ねてる場所らしい。
海岸沿いはジモピーもお気に入りの散歩道で、
卵城は結婚式を終えたカップルの記念撮影スポットらしい。
ところが、サンタ・ルチア港まで行ってみると、、、
ん?入れない??
どうやら、この日は卵城まで行けない様子。なんだよ〜。
まあ、海岸沿いの綺麗な景色を見れたからイイか〜。
【ナポリは港町】
これで今日の観光は終了。
あとはひたすらカプリ中央駅前のホステルまで歩く。
遠い・・・。
たっぷり1時間ほどかけて、18:10にようやくホステル到着。
この日の夕食は、近くのスーパーで買ってきたものですませる。
自分はプラム1kgで、相方はソーセージとパン。
質素だけど、このときは大満足の夕食。
途中、どこかの国(どこだっけ?)のおじさんがしきりに話しかけてきていた。
【夕食。プラムめっちゃ食べた】
夕食を食べ終えると、今後の行き先について会議。
当初の予定だと、この後ローマに戻り、フィレンツェへ。
その後、ヴェネツィアに向かい、スロヴェニアに入国する予定だった。
だけど、調べてみるとヴェネツィアのホテルに泊まるのは大変そう(後に出会う日本人が証明)。
それに、一番の問題点はスロヴェニアに日中到着する電車がないこと。
どうやりくりしても、深夜の2時前にスロヴェニアの首都リュブリャナに着いてしまう。
これはクロアチアまで行っちゃった方がイイんじゃないかな〜。と。
一抹の不安を残し、この日は22時に就寝。
『青の洞窟はすごかった!!
今日は歩きまくったな〜。
時刻表を見て、鉄道の旅の難しさを実感・・・。』(AKIRA:旅行メモより)

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